白子づくし、成田屋づくし
お昼、近所の「すし銚子丸」に行った。白子の季節なので、フェアをやっていて、新鮮な白子軍艦を味わった。また、白子を明太子とバターで焼いた「白子の博多焼き」も絶品だった。夜だったら、間違いなく酒が進んだだろう。
図書館に寄り、買い物を済ませて帰ってきた。午後は、図書館で借りたDVD『歌舞伎名作撰 雷神不動北山桜 毛抜・鳴神』を観た。十二世團十郎の『毛抜』と十一世團十郎の『鳴神』の、歌舞伎十八番2演目が収録されている。
先に観た『鳴神』は、昭和31年収録のモノクロ作品だった。十一世團十郎は、孫の十一代目海老蔵とそっくりである。どこを見てもカッコ良い。戦後「海老様」としてブームを巻き起こした十一世團十郎の血が、隔世遺伝で当代海老蔵に受け継がれているのだと思った。
一方、相手役の「雲の絶間姫」を演じたのは七世尾上梅幸。当代菊五郎の父、当代菊之助の祖父だ。後に人間国宝となる名女形だが、当時40歳ぐらいの梅幸は、あまり美しく感じられなかった。所作は良いのだが、顔が少し老け気味であった。当時の40歳は今よりも老けるのが早かったのだろうか。
十二世團十郎の『毛抜』は、“安定感”のある演目だった。十二世は父や子に比べて“イケメン”ではないのだが、親しみ深い顔立ちをしている。声も舌っ足らずだが、よく通るし、セリフも淀みない。そして、彼の作る緩急のある演技のリズムが芝居全体の流れをよくしている。もうすぐ一周忌だが、つくづく惜しい人をなくしたという感じがした。
DVDを観終え、テレビ放送にチャンネルを変えると、大相撲の中継に当代海老蔵が出ていた。今月は新橋演舞場の公演があるんじゃないのかと思ったが、新橋演舞場の方は今日の昼の部で千秋楽のようだった。公演終了後、そのまま両国国技館にやって来たのだろう。
海老蔵は行司が邪魔で土俵が見えないのか、左右に身体を動かす様子が面白く、また、しばらくスマホをいじっていると思ったら、その後彼のブログが更新されていたりと、取り組みそっちのけで海老蔵の様子が気になっていた。
期せずして十一世團十郎、十二世團十郎、のちに十三代となるであろう当代海老蔵の成田屋三代を連続して観たことになった。成田屋づくしの休日だった。
test Filed under 日記 | Comment (0)