カラーでよみがえる東京
10月 20th, 2014
昨夜の『NHKスペシャル|カラーでよみがえる東京~不死鳥都市の100年』は見応えがあった。当時の社会を伝えるモノクロフィルムにカラー化した映像だ。大正時代の様子から、戦後に至るまで、カラーだからこそのリアリティ溢れる、生々しい映像だった。
中でも印象的だったのは、上野の西郷さんの銅像前で開かれた、早稲田の学生たちの学徒出陣壮行会の様子だった。
彼等は右手の拳を振り上げ、早稲田大学校歌を歌っていた。それは、その50年後に私が通っていた時代も、おそらく今の時代も変わらない光景だ。早大生は愛校心が強く、大学の公式な行事はもちろん、コンパなどでも自主的に校歌を熱唱する。
今の時代の学生がコンパなどで歌う陽気な校歌と違い、当時の彼らが歌う校歌には、どこか悲壮感が漂っていた。
現世を忘れぬ 久遠の理想
かがやくわれらが 行手を見よや
そんなものはなかった。この壮行会に参加した早大生のうち、いったい何人が生きて帰って来れたのだろうか。戦地に赴く学生たちの歌としては、若者の希望に溢れた校歌はあまりにも切なかった。同じ学校の門を叩きながら、生まれた時代が50年違うだけで、一方は戦地に赴き、一方は大学生活を謳歌し、ほとんど遊んで卒業したのだ。
これからの若者に、私より50年前の先輩たちのような経験をさせてはならない。
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