We Are the Champions
11月 18th, 2018
映画はネット配信で観ることが多いので、めったに映画館には足を運ばない。だけど、どうしても観たくて、「ボヘミアン・ラプソディ」をパートナーと一緒に観に行った。
今さらロックシーンにおけるクイーンの存在を語るのは野暮というもの。映画の演出的にやはり盛り上がるし、要所要所で泣けるけど、多くの脚色も入っている。そこはある程度映画として割り切らなければならない。
だけど、一人のLGBTのロックアーティストの苦悩や戸惑いはよく描かれていた。そこにはとても感情移入した。結婚相手(女性)との関係、家族との関係、バンドメンバーとの関係。自分のセクシャリティのために大切なものを失いたくないフレディの苦悩には共感を覚えた。
また、おそらく翻訳がそれを意識していたのだとも思うけど、LGBTという言葉がまだない時代、むしろ、エイズの原因として差別や迫害を受けていた時代に、フレディは楽曲でメッセージを伝え、戦っていた。私はクイーンのなかでも「We Are the Champions」が特に好きなのだけど、映画で翻訳されていた「We Are the Champions」はまさにLGBTとして戦うフレディのメッセージだった。
クイーンという過去のバンドの偉大さが描かれれば描かれるほど、今のロックシーンが頭打ちである現実も垣間見えてくる。ライヴエイドの後もアフリカをはじめ難民はまだ世界に溢れている。だけど唯一、LGBTをめぐる環境はフレディが生きた時代よりも改善されている。それは救いだった。
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