校歌

3月 27th, 2014

選抜高校野球大会開催中なので、あちこちの出場校の校歌をよく耳にする。

校歌といえば、その土地ならではの自然風景や地理的な特徴が歌詞に盛り込まれている場合が多い。例えば、私は山形県酒田市の小、中、高等学校に通っていたが、どの校歌にも鳥海山や最上川といった、故郷を象徴する自然が登場した。地域性を盛り込むことで、その学校がどういった場所にあるのか、その学校に通う生徒たちが思い浮かぶ共通の風景などを知ることができる。

だが、各校の校歌を聴いていると、こういった地域性が盛り込まれない校歌も結構ある。新設校などはその特徴が顕著だ。校名こそ登場するが、校名を他の地域の学校に差し替えても違和感がない校歌も多い。そういった校歌は少し物足りなく感じる。

校歌を作詞するのは、その土地ゆかりの人でない場合も多い。著名な人に依頼する場合もあるだろう。その際、作詞する人がその土地の特徴を理解していなければ、凡庸な、地域性のない校歌になってしまう。

春から甥が通う故郷の高校は、2年前に4つの高校が合併して誕生した。校歌を作詞したのは小山薫堂だった。故郷を舞台にした映画『おくりびと』の脚本の縁などがあったので、依頼されたのかもしれない。

校歌を見たら、さすが小山薫堂、現代的な感性の詞の中にさりげなく故郷の特徴を盛り込んでいた。この校歌を歌うことが出来る甥は幸せだ。

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