横須賀ストーリー(3)俺の話を聞け
横須賀の街は開放的な雰囲気だ。沿道のヤシの木は南国的なムードを醸し出しているし、風も心地よい。三笠公園までは歩いて10分弱だった。横山剣が待っていたドン突きの三笠公園である。
公園に入ると、すぐに記念艦「三笠」が見える。噴水の中央には、東郷平八郎元帥の像も立っている。陽気がいいため、東郷元帥の足元では外国人たちが日向ぼっこをしていた。何ともシュールな光景だ。
「三笠」は思ったよりも巨大で迫力があった。少し先には猿島も見え、さらに先には房総半島が広がっている。対岸に一つだけビルがそびえ立っているのが見えたので、目を凝らすと、千葉ポートタワーだった。そんな遠くまで見えるとは。
久しぶりに海を眺めたが、気持ちがいい。横須賀の海は意外に透明でキレイだった。だが、電気クラゲは浮かんでいなかった。ハッ!
しばらく眺めたあと、公園を少し散歩して、駅に向かった。実は素でボケていたのだが、横須賀は外国人観光客が多いなぁ、と思っていた。よく考えたら米軍基地があるからだと気がついた。それを妻に話すと呆れられた。
途中で「ドブ板通り」を通る。アメリカ的な雰囲気が楽しい。横浜銀蠅の「横須賀Baby」にも歌われた「肩で風切ったドブ板通り」だ。だが、昼よりもバーなどの店が開く夜のほうが楽しい通りなのだろう。人通りはそれほどでもなく、あっという間に通り過ぎた。
JR横須賀駅に向かう途中の歩道橋からは、横須賀基地の巡洋艦や潜水艦の姿も見えた。「三笠」も大きかったが、巡洋艦や潜水艦も迫力がある。横須賀の街を歩きながら、「住んだら面白そうな街だなぁ」と思っていたが、ここは軍艦や潜水艦といった「非日常」も同居する街であると気付かされた。
JR横須賀駅で逗子行きの電車に乗り、逗子からは湘南新宿ラインの自由席グリーン車に乗り、赤羽まで乗り換えなしで快適に帰ってきた。久しぶりに“旅”を満喫した日だった。
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