iPodの終焉

9月 10th, 2014

世界中の音楽ファンが驚くニュースがあった。iPhone6発表の裏で、iPod classicの販売がひっそりと終了したのだ。

初代iPodが発売されたのは2001年。当初はそれほど画期的ではない製品だったが、iTunesとの相乗効果でたちまち音楽プレイヤーのスタンダードとなった。本体のHDD容量もどんどん増え、最大160GBまで増えた。途中からtouchやshuffle、nanoなどの製品が出ると、他と区別するため、classicの名称が与えられた。

iPod classicは、iTunesのライブラリに片っ端から音楽を溜め込み、それをまるごと持ち歩きたいユーザーには欠かすことの出来ないデバイスだった。いつでもどこでも、その時の気分に応じてライブラリから曲を選んで聴くことができるのは、何にも代えがたい便利さだった。

しかし、日本でもiTunes Matchのサービスが始まり、音楽はストレージに保存するものではなく、クラウド上に置くものであることをAppleは推し進めたいのだろう。私もiTunes Matchに登録しているが、音楽を聴くためにクラウドとの通信する必要があるiTunes Matchは必ずしも便利なサービスとは言えない。やはり、ストレージに入れた音楽をいつでもどこでも聴きたいのだ。

しかし、製品の販売が終了した以上、私のiPodも壊れたら代替機種が無くなる。私が音楽を聴くスタイルも、将来は変えなければならない。

ウォークマン、MDプレイヤーなどに取って変わり、13年間、世界中の音楽を聴くスタイルを変えてきたiPod classicの終了は、音楽の歴史の中でも大きな出来事だろう。Appleは、これから音楽をどの方向に導くのか、あるいは、新たなデバイスが出現するのか、それはまだ見えてこない。

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