菱田春草と散策
9月 23rd, 2014
芸術の秋。今日から東京国立近代美術館で始まった「菱田春草」展を観に行った。
36歳の短い生涯だった春草の絵は、まさに早熟の天才と言える感じだった。絵画は基本的に春草の年齢順に並べてあり、その絵の変遷をうかがい知ることができる。「朦朧体」という、輪郭をもたない柔らかなタッチの絵が特徴だ。
岡倉天心の門下であり、同門の横山大観と諸外国を渡航してからは、夕暮れのアクセントにプルシアンブルーを用いたり、風景画の山の形がアメリカあたりの大峡谷にあるような山になったりと、その影響が如実に出ていて面白かった。
目玉は、重要文化財である「王昭君図」。これはなんと、私の故郷にある善寶寺が所有しているもの。何度も初詣に行ったお寺なのに、その存在はまったく知らなかった。また、動物を描いた絵画も可愛らしく、黒猫や白猫は展示会のマスコット的な存在にもなっていた。
展示会を見終わり、東西線での帰路の途中、妻の提案で早稲田駅で降り、カツ丼発祥の店「三朝庵」でカツ丼を食べ、久しぶりに大学周辺を散策しながら都電荒川線、京浜東北線を乗り継いで帰宅した。
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