軍師官兵衛
12月 21st, 2014
『軍師官兵衛』の1年間の放送が終わった。
久しぶりに見応えのある戦国時代の物語だった。なにせ、2007年の『風林火山』以降は、『天地人』(2009年)『江~姫たちの戦国~』(2011年)と、学芸会のような戦国ドラマしかなかったのだ。スイーツ大河に辟易していた戦国ファンにとっては、待望の骨太戦国ドラマだった。
だが、1年を振り返ると、脚本、演出的に十分練られていない個所も目立った。それでも面白かったのは、岡田准一をはじめとする出演者たちの奮闘だろう。
とくに岡田准一の演技は素晴らしかった。前半の青年時代の青臭さは良くも悪くも“ジャニーズの俳優”だったが、幽閉後からは“黒さ”を醸しだしてきて、演技がどんどん大きくなり、ベテラン俳優陣相手に貫禄で上回るような存在感を出していた。
クライマックスはむしろ悪役感たっぷりで、戦場で自在に暴れ回り、主人公自らがラスボス化しているような雰囲気さえあった。
主人公が聖人君子ではつまらない。内野聖陽が山本勘助を演じた『風林火山』がそうだったが、自分の野心に正直に、戦場を豪快に暴れ回る主人公。それが戦国ドラマの醍醐味とも言える。そういう意味では、岡田准一が演じた黒田官兵衛は、後世に語り継がれる魅力を持った主人公だった。
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