イエスの思い出
6月 30th, 2015
プログレバンド、イエスのベーシストであるクリス・スクワイア氏が亡くなった。
大学に進学した頃、せっかく東京にいるのだからと、興味のあるバンドのコンサートは機会がある限り観に行った。
イエスもそのひとつだった。当時は、さまざまな事情で2つのバンドに分かれていたイエスが、再びひとつのバンドにまとまった時期だった。
ギターが二人(スティーヴ・ハウ、トレヴァー・ラビン)、ドラムが二人(アラン・ホワイト、ビル・ブルーフォード)、キーボードも二人(リック・ウェイクマン、トニー・ケイ)、そしてボーカルのジョン・アンダーソンとベースのクリス・スクワイアだ。
明らかにダブついていた。実際、武道館で開かれたコンサートは、8人が揃って演奏するというよりは、曲ごとに担当が分かれていた。ツインギターの競演はあったものの、ウェイクマンの神演奏にトニー・ケイが被せてくることはなかったし、ドラムにいたっては2ついる必然性がなかった。“大人の事情”がそこには見え隠れした。
そんなチグハグなコンサートではあったが、ジョン・アンダーソンが日本へのリップサービスで「とんぼのめがね」を(もちろん日本語で)歌ったり、クリス・スクワイアがドヤ顔でベースをグワングワン鳴らしていたのは今でも印象に残っている。
今思えば、生でイエスを聴くことができた、というのは貴重だったと思う。
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