柳ジョージを偲ぶ

10月 7th, 2015

この時期になると、通勤の行き帰りで聴く曲は柳ジョージが多くなる。惜しくも4年前の2011年の10月10日に亡くなった。命日が近くなると、ふと、柳ジョージを思い出して聴くのだ。

柳ジョージは「和製クラプトン」とも呼ばれほどの泣かせのギターが魅力的で、日本のブルースロックの代表格だった。年齢的には私の親の代に近く、周囲には「柳ジョージが好きだ」という友人はほとんどいなかった。実際、私が好きになったのも高校時代の後半だった。

2代目林家正楽のエッセイを原作としたNHKのドラマ「晴れのちカミナリ」の主題歌が柳ジョージで、初めてCDを買った。その後「夜のヒットスタジオ」で実際に歌っているのを観て、カッコいいなぁ、と思い、ファンになった。

メロディはブルースロックだが、柳ジョージの歌は“和”のテイストが溢れていた。前述の「晴れのちカミナリ」は落語を題材にしていたが、その主題歌はドラマの世界観にピッタリだったし、「歌舞伎」という曲もある。過去には、萩原健一主演のドラマ「祭ばやしが聞こえる」の主題歌も手がけていた。

司馬遼太郎の小説にインスパイアされた「酔って候」は、土佐藩主・山内容堂を題材にした歌だが、お気づきのように私もブログのタイトルとして使わせてもらっている。

もちろん“和”のテイストばかりでなく、エリック・クラプトンの「Forever Man」をオリジナルと遜色なくカバーしていたりと、ギターの演奏力、歌唱力も一流だ。いつかコンサートに行って生で聴いてみたいと思ってたが、4年前、突然亡くなってしまった。もう生で歌を聴くことは叶わなくなってしまった。毎年、この時期に柳ジョージを聴きたくなるのは、そういった無念を少しでも紛らわせたいのかもしれない。

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