フラット化した笑点

7月 5th, 2016

笑点がさらに面白くなった。

春風亭昇太の司会、林家三平の加入の新体制では、実質的に三遊亭円楽がボス的な役回りだったのだが、円楽のスキャンダルによってこのパワーバランスが崩壊し、出演者全員がフラットな関係になり、お互いに容赦のないキレのある掛け合いが楽しめるようになった。

座布団運びの山田君も先代圓楽、歌丸司会時代には従順だったのだが、司会が昇太になってからは平然と司会にも食って掛かるようになった。

ドタバタした一種のカオスな状態だが、これは幼少の頃に観た三波伸介時代を彷彿させる。落語出身ではない三波伸介と、当時はまだ若手、中堅だった落語家たちによる絶妙なパワーバランスが独特の緊張感やスピード感を醸し出していた。圓楽、歌丸時代の統制のとれた掛け合いとはまた違う魅力があった。

そういう意味では、昇太の司会によって笑点は原点回帰を果たしたのかもしれない。

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