ビデオデッキの終焉

7月 14th, 2016

船井電機が、国内で唯一生産していた家庭用VHSビデオデッキから撤退するという。事実上、家庭用ビデオデッキは終焉を迎えた。

我が家にも三菱電機のVHSビデオデッキを1台所有している。今のマンションに引っ越す前、14年も昔に買ったもので、今でも完動だが、アナログチューナーなどは役に立たない。数年前、妻が所有しているビジュアル系バンドの秘蔵映像をデジタル化するのに使ってから、実質的に役目を終えている。

音声のカセットテープは一部で復権しているが、映像をわざわざアナログのテープメディアに記録するメリットはほぼ皆無である。

家庭用VHSビデオデッキが発売されたのは、今からちょうど40年前の1976年だという。ビクターから発売された。小中学生の頃は、このビデオデッキが欲しくてたまらなかった。好きなアニメ番組を録画し、何度でも観ることができる。ビデオデッキを持っている家庭が羨ましくて仕方がなかった。せめて音声だけでも、と、好きなアニメの音声だけをカセットテープに録音して何度も聴いていたこともある。

自宅にビデオデッキが来たのは中学2年生の頃だった。これで好きなだけアニメが観られると思ったら、思わぬ弊害があった。ビデオに撮ったという安心感で、いわゆる“撮り溜め”癖がついてしまったのだ。この撮り溜め癖は、HDDレコーダーになった今も消えることはない。

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