国立西洋美術館の価値
7月 18th, 2016
高校3年の夏、予備校の夏期講習で上京した休日に初めてドラクロワ展を観て以来、国立西洋美術館には何度足を運んだだろうか。だが、あれから四半世紀を経た今でも、私はあの建物の価値が分からない。
私にとって、博物館、美術館はただのハコだ。何を展示するか、どんな企画を開催するかのソフトのほうが重要で、建物というハードはあまり重要ではない。一つ言うなら、導線は重要視する。導線が悪いハコを、私は評価しない。
いつの頃からか、国立西洋美術館の周囲では「国立西洋美術館を世界遺産に登録しよう」との幟が目立ち始めた。その意図するところを私は理解できなかった。近代建築の価値が分からないからだ。国立西洋美術館を誰が設計したかは知らないが、いつも良質の企画を開始していて、見応えのある内容だ。常設展も充実している。それが国立西洋美術館の価値だと思っている。
念願叶って、国立西洋美術館の建物が世界遺産に登録したらしい。結構なことだ。だが、世界遺産になってもならなくても、私にとっての国立西洋美術館の価値は変わらない。
だが、国立西洋美術館が世界遺産に登録されたからといって、普段来てない国立西洋美術館に来るような輩が増えたら厄介だ。私は建物ではなく、中に展示されている作品に興味があるのだ。建物を観に来たなら、邪魔するな。
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