晴れたらいいね

11月 9th, 2016

1992年度下期の朝ドラ『ひらり』。両国を舞台に、相撲部屋に関わる人達を描いた傑作で、当時の若貴ブームも追い風になって人気を博した。

私が勘違いしたのは、タイトルの由来は当時のアメリカ大統領のファーストレディの名前だと思っていたことだ。だが、ドラマの放送は10月で、彼女のハズバンドが大統領に就任したのは年明けの93年1月。つまり、ドラマのほうが早かったのだ。しかし、朝ドラのタイトルと放送中に就任した大統領夫人の名前が似ていることは、ドラマ人気の追い風にもなっていたと思う。

人気を博したドラマだが、実は路線変更もあったらしい。これも今や不確かな情報だが、ドラマの要となる力士役の俳優が思うように太ってくれず、力士の昇進に影響があったとのことらしい。ドラマでさえ、脚本通りにはなかなかいかないものだ。

脚本通りにいかなかったと思っているのは、大統領に立候補した元ファーストレディも一緒かもしれない。

隣国との国境に壁を作ると言い放つ対抗馬に対し、「私は壁ではなく橋を作る」といって対抗した。だが、その橋は案外、雨が降れば川底に沈む橋だったのかもしれない。

壁も橋もいらない。国境も人種も性差も宗教も、壁を作ろうとそんなものはひらりと飛び越えられると言ってしまえばよかったのだ。

今は、彼女を破って大統領に就任する男が、世界を平和に導くかなり頼れるナビ(ゲーター)になることを願うばかりだ。

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