“熊襲”とスーパードライ

3月 17th, 2017

今日は、アサヒスパードライが誕生してから30年の記念の日だ。あまり大きな声では言えないが、ビールの味を覚え始めた高校生のころに誕生したスーパードライは、まさに“自分の世代のビール”だった。

今までになかった辛口の味、落合信彦を起用したかっこいいCMなど、スーパードライの成功にはいくつかの要因があると思うが、もう一つ大きな要因があったと思う。

当時のサントリー佐治敬三社長が「東北は熊襲の産地」と発言した舌禍事件だ。スーパードライ発売からおよそ1年目の1988年2月に起きたこの事件は、東北地方で大規模なサントリー不買運動に発展した。

「サントリーは飲まない」。当時のサントリーの主力ビールはモルツだったが、モルツの代わりにスーパードライを飲んだ東北の人は多かったと思う。詳しいデータは分からないが、この時期の東北ではスーパードライのシェアが一気に伸びたのではないだろうか。

だが、これも30年前の出来事。東北出身の私も、今となってはスーパードライもプレミアムモルツも大好きだ。スーパードライはカジュアルに飲みたいとき、プレモルはじっくり飲みたいときと飲み分けている。

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