三種の神器は非課税

4月 21st, 2017

天皇陛下の退位などを検討してきた有識者会議の最終報告がまとめられたという。報告の中で驚いたのは、歴代天皇が継承してきた“三種の神器”の贈与が非課税になるということだった。

天照大神が授けたという八咫鏡、八尺瓊勾玉、草薙剣は、皇室の正統な後継者の証しとして、代々天皇に継承されてきた。だが、その定義はファンタジックである。言ってみれば「ドラクエのアイテム」に近い。ロトの勇者や天空の勇者の武器が、勇者の子孫に伝わるようなものだ。そして三種の神器の実体は神体として熱田神宮や伊勢神宮に祀られている。三種の神器の継承は約束事のようなものだ。

だが、神話の世界のアイテムに贈与税がかかるかどうかが真面目に議論されたのだ。その議論の様子を思い浮かべるとおかしさがこみ上げてくる。そもそも評価額はいくらだとかも議論されたのだろうか。

ロトの剣や天空の鎧は、ゲームでもお店で売っていない。価値の付けられないアイテムだからだ。三種の神器も価値の付けられないものだし、神話の世界のアイテムだ。それらに“贈与税”などという興ざめな現実を付与しなかった有識者の見識は正しいと思う。

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