成田屋 must go on
6月 23rd, 2017
歌舞伎の宗家、成田屋は江戸時代から続く名跡だが、その歴史は決して順風満帆ではなかった。
三代目と六代目の團十郎は20代で夭逝しているし、八代目は自ら命を絶っている。十一代目は胃がんのため50代で亡くなり、記憶に新しい十二代目は白血病に苦しみ、66歳で亡くなった。幾度も名跡の断絶の危機にさらされながら、今日まで続いてきた。
堀越家は長寿の家系ではない。十三代目を次ぐ予定の当代海老蔵も、自身の寿命が長くないことを覚悟し、寿命から逆算して歌舞伎に取り組んでいると、以前のインタビューで語っていた。
成田屋の不幸が、團十郎だけでなくその家族をも襲った。無念としかいいようがない。だが、その悲しみを乗り越えて、成田屋はこれからも歌舞伎の宗家として続いていかなければならない。
海老蔵は数年のうちに十三代目を継ぐだろう。そして遠い将来、勸玄(かんげん)君も十四代目を襲名するだろう。そのときには必ず、成田屋の歴史を守った妻や母のことが振り返られる。彼女の存在は、成田屋の歴史とともにこれからも語り継がれる。
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