だるまちゃんとてんぐちゃん
5月 8th, 2018
絵本作家のかこさとしさんが亡くなった。幼少の頃、家には「だるまちゃんとてんぐちゃん」の絵本もあったし、幼稚園では「だるまちゃんとかみなりちゃん」もよく読んだ。10年ほど前、たまたま銀座の福音館書店で原画展をやっていて、懐かしさのあまり、覗いてみたことがある。
そのときに、かこさんが東京大学工学部出身のバリバリの理系であることを知った。原画展には、そんな彼の得意分野である理系の絵本が結構あり、ビックリした。
「だるまちゃんとかみなりちゃん」も創意工夫の話だ。てんぐちゃんの長い鼻や出で立ちをうらやましく思うだるまちゃんは、家族と協力しながら家にあるさまざまなものを使って、自らの姿ををてんぐちゃんに似せていく。長い鼻は餅で作ったり、頭巾はお椀を乗せたり。そのプロセスが楽しい。
今思うと、このお話は、工夫をすれば何にでもなれる、姿かたちさえ変えられるということを教えてくれている。かこさん、そしてだるまちゃんに今でも励まされているような気がする。
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