深堀隆介展

8月 17th, 2018

今日はパートナーの勧めもあり、平塚市美術館の「金魚絵師 深堀隆介展 平成しんちゅう屋」を観に行った。実は、行きの上野東京ラインでは、Suica関連のトラブルに見舞われて、気分は最悪だった。だけど、駅ビルのラスカ平塚でおいしいおにぎりを食べたあたりから気持ちは上向きになった。

私は日本画や西洋絵画にはある程度詳しいものの、現代美術にはチンプンカンプンだった。その理由が“価値が確立されていないので分からない”からである。だが、この深堀隆介氏の金魚は、技術的にも素晴らしく、なおかつきれいで分かりやすい。また、この技法を生み出してからの技術の変遷も分かり、とてもおもしろい内容だった。

何より、震災で亡くなった子供の遺品を使った作品に心を奪われた。子どもたちの命はこの世に生を受けて数年で奪われたものの、子どもたちが使っていたズックや筆洗いが深堀隆介氏の手によって芸術作品として新たな生命を吹き込まれて永遠に残り、子どもたちが生きた証がいつまでも語り継がれる。そこに現代美術の持つパワーや意義を感じ、目頭が熱くなった。

今、この作品は“金のわらじを履いてでも”観る価値がある。それだけの内容だった。観終わる頃には気分が上がるどころか、大満足だった。

帰りは相鉄ローゼンで宝焼酎ハイボールを買って湘南新宿ラインに乗り込む。結果的にとてもいい日になった。

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