会社と自分のウィンウィンな関係

8月 22nd, 2018

LGBT勤務については、会社と私の関係がウィンウィンになるように会社側に提案した。自分の要求を通すだけではなく、むしろ自分がカミングアウトすることが会社側のメリットになることが重要だった。自分の要求も、会社側からすればほとんどコストがかからない最低限かつ他の社員に迷惑がかからないことだけに留めた。私の要求は以下の5つだった。

・トランスジェンダーとして、希望する性の服装、メイク、髪型で勤務させてもらうこと
・従業員登録上は、いまのところ現在の名前、性別でも構わないこと
・写真入りの社員証を再発行させてもらうこと
・トイレは1階にある多目的トイレを使わせてもらうこと
・年1回の健康診断で、男性、女性以外の時間で受信させてもらうこと

一方で、会社側のメリットとして挙げたのは、以下のようなことだった。

・自分がLGBTのロールモデルとなることで、他のLGBT社員やこれから入社するLGBT社員が働きやすくなること
・LGBTフレンドリー企業として、企業のブランドイメージ向上に繋がること
・当事者がいることでLGBTの市場に参入しやすくなること。

また補足として、会社のセクシャル・ハラスメント防止規定やパワハラガイドラインの対象にLGBTを含むこと、LGBTの同性パートナーを配偶者として扱い、福利厚生を受けられるようにすることなどを要求した。

会社側としても負担が少なかったのか、要求はすぐに受け入れられ、すぐに社長まで話が通って承認まで行った。ちなみに、補足で挙げた要求もすでに現行の制度で実現しているとのことで、すんなりと実施に至った。

ちなみに、トランス後の“容姿”についてはまったく言及されることはなかった。10年ほど前まで勝手にトランスジェンダー勤務をしていて、そのときの“実績”が功を奏したのかもしれない。ちなみに担当してくれた人事の部長は、私が勝手トランスジェンダー勤務をしていたころ、近くの編集部にいたので、私のことをよく知っていた。これも短期間で認められた理由だったかもしれない。

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