鉄子と鉄男
9月 12th, 2018
会社帰りの上野東京ラインは、開かない方ドアの狛犬ポジションをゲットした。すると、後からドアの真ん中に、私と年がさほど変わらないおじさんが立った。
彼はドアに寄りかかっているものの、重心は後ろにあり、私の方に接近しているような感じだった。身体は接触しないものの、なんとなく狭さを感じる。だが、このおじさん、絶妙なバランスだった。電車が揺れてもバランスを崩さない。
やがて電車は尾久駅に付いた。ドアの外には、尾久車両センターが広がっている。するとおじさんは、ドアの外を必死に眺め、何かを探しているようだった。もしや、四季島を探しているのか!? この時間、よく四季島が停まっていることがあるのだ。
それに気がついたとき、私はおじさんに親近感を持った。彼もまた、鉄道ファンだったのだ。私もドアの外を眺めていたが、この日、残念ながら四季島の姿はなかった。
実は、おじさんが定期券を見ていたとき、彼が川口から通っている人であることが分かっていた。京浜東北線に乗り換えるため、私と同様、次の赤羽で降りるだろう。電車は赤羽駅に到着し、やはりおじさんは降りた。私も彼に続いて降りた。その後はお互いそれぞれ違う方向に歩いていった。
車内では多くの人がスマホの小さな画面ばかり見ているが、一方で、私以外にも尾久車両センターの景色をチェックしている同志がちゃんといたことが嬉しかった。
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