ジュリー
10月 19th, 2018
10年ほど前、当時のNHK BS2で「人間60年・ジュリー祭り」を放送していたので観た。沢田研二の還暦を記念して東京ドームで開催されたコンサートだった。
ジュリーは年老いたものの、かつてのグラマラスなスターの面影を残し、ステージを動き回り、ドームに集まった大勢のファンを魅了していた。MCでは、無理しないで座って楽しんでくださいね、と、かつてギャルだったファンの人たちを気遣う側面も見せていた。新旧の歌を取り混ぜたコンサートは、ジュリーの魅力を再確認した内容だった。
ところが、それから10年。ジュリーの噂は斜め上を行くものだった。いつの頃からか容姿も変わり、政治や政権の批判を始めるようになった。そして先日のさいたまスーパーアリーナでのコンサートのドタキャン報道。原因は、観客が少ないことだった。
そういえば、つい先日までNACK5ではこの日のコンサートのCMを流していた。チケットがかなり余っていたということだろう。噂では、MCで前述した政権批判や原発批判などが増え、次第にファンが離れていったという。
ジュリーとほぼ同年代の永ちゃんは今でもファンを魅了し、東京ドームを満席にできる。ちょうど先月、ドームツアーを観てきたばかりだ。30年以上前に原発問題を扱った曲を作った浜田省吾は、数年前にさいたまスーパーアリーナのコンサートを満席にした。彼の曲はプロテストソングが多いけれど、決して直接的な批判はしない。思想をファンに押し付けたりはしない。曲を聴いたファンそれぞれが考えることだというスタンスだ。
70年代後半から80年代前半のジュリーは、永ちゃんや浜省よりもずっと輝いていた。それが今、完全に逆転している。いったい、何がジュリーを変えてしまったのだろうか。
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