ルーベンスの絵 #ルーベンス展
12月 4th, 2018
バロック時代の画家、ペーテル・パウル・ルーベンスの名前は物心がついた頃から知っていた。それこそミケランジェロやピカソなど、他の時代の有名画家を知るよりも早く、ルーベンスの名前を知っていた。
それはやはり、幼い頃に観た世界名作劇場「フランダースの犬」の影響が強い。あまりにも有名なラストは、主人公ネロと愛犬パトラッシュが、ルーベンスの絵を観ながら天に召されるものだった。ルーベンスの名前は、フランダースの犬とともに、アラフィフ世代なら誰でも知っているのではないかと思う。
だが今まで、実際にルーベンスの絵を観たことがない。そのルーベンスの大規模な企画展が国立西洋美術館で開催されるとあって、以前から前売り券を買って楽しみにしていた。
今日は有給休暇を取って「ルーベンス展―バロックの誕生」を観に行った。期待に違わない壮麗な宗教画に圧倒された。展示室も心なしか厳かで、時として観る側に清廉さを求められているような感覚だった。
ところが、晩年になると少し印象が変わってきた。壮麗な絵画の中にも、どこか遊び心があるような、そういった軽みも感じたのだ。ネロが憧れた画家ルーベンスは、物語の悲劇性も相まって崇高な天才のイメージがある。そのルーベンスにも遊び心があった。これは新鮮な発見だった。
大満足で美術館を後にした。
Filed under 日記 | Comment (0)