手に入らなかった、という財産

8月 6th, 2019

NECのPC-8001が発売されて40年になるということで、ニュースなどで取り上げられている。

私は中学生になったときに、MSXを買ってもらってパソコンに初めて触れた。その頃からパソコン雑誌を読み始めた。パソコン雑誌には、MSXよりも高価で高性能なNECや富士通、シャープなどのパソコンの広告が載っていて、それを眺めるのがとても好きだった。

それらの高価なパソコンは憧れであり、手に入らないものだった。PC-8001や8801シリーズには、そういった高級なイメージがある。当時、実家の洗濯機がNEC製の2層式だったけど、NECのロゴを見ては、これがパソコンだったらなぁ、と思ったほどだった。

将来、就職して自由にお金が使えるようになったら、好きなパソコンを買おう、そう思っていた。実際、就職してからはさまざまなパソコンを買った。パソコンを買うことが、就職して働いてお金を稼ぐというモチベーションだったと思う。

そういう意味では、雑誌を見て手に入らないものに憧れを抱いていたというのは、経験、思い出としてよい財産だったのだと思う。PC-8001やPC-8801シリーズはついに手元に置くことはできなかった。だからこそ、永遠の憧れのパソコンだ。

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