米倉さん
8月 28th, 2014
俳優の米倉斉加年さんが亡くなった。味のある名脇役で、彼がドラマに出ているとなんとなく見てしまうような、そんな魅力のある人だった。
NHKの訃報のニュースを観ると、やはり近年の代表作は連続テレビ小説『ちりとてちん』の祖父役だったようだ。実質、主人公の幼少時代である第1週目にしか登場しないのだが、主人公を始め、多くの登場人物に影響を与える重要な役どころで、その後も過去のシーンや死後の世界(地獄)でも大活躍していた。
大河ドラマ『花神』では桂小五郎を演じた。大河史上最も格好の悪い主人公、大村益次郎を中村梅之助が演じた一方で、米倉さんはそれとは対照的な、知的で大らかだが少し神経質な桂小五郎を演じ、印象的だった。
そんな米倉さんが、大河ドラマ『秀吉』では今川義元を演じ、第1回の桶狭間のシーンであっさりと殺されてしまったときは、もったいないなぁ、と思った。
数々のドラマが印象深いが2000年の中頃には『ぶらり途中下車の旅』にも旅人として出ていた。他の旅人に比べて、言葉の端々に知性がにじみ出ていて、米倉さんが出てくると、少し“当たり”な回のような気がした。
今後、米倉さんのような穏やかな知性が感じられる演技ができる俳優が出てくるのだろうか。私は、谷原章介に期待している。なにせ、大河ドラマで演じた役柄も、桂小五郎、竹中半兵衛、今川義元と、3つも被っているのだ。米倉さん、長年お疲れさまでした。そしてハラショーよ、期待しているぞ。
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