地元大河

2月 14th, 2021

NHK大河ドラマ「青天を衝け」が始まった。私の住んでいる東京都北区は、主人公の渋沢栄一の本邸があった場所なので、飛鳥山公園に大河ドラマ館ができるなど盛り上がっている。

昔から大河ドラマが好きだったけど、住んでいる地元にゆかりのある人物が主人公になったのは実質初めてかもしれない。

私の故郷・山形は、伊達政宗が生まれた場所だ。ところが、1987年の大河ドラマ「独眼竜政宗」のときには政宗生誕の地・米沢が上杉家のイメージが強いせいか、山形ではそれほど盛り上がらなかった。美味しいところはすべて仙台が持っていった気がする。

それ以降、山形出身の偉人が大河ドラマになったことはないし、東京に住むようになってからも、地元にゆかりのある人物が大河ドラマの主人公になったことはない。2004年の「新選組!」は、近藤勇たちが多摩出身で前半の舞台が現在の市ヶ谷ということで一応東京ではあるけれど、新選組といえばやはり京都の印象が強い。

そういう意味では、渋沢栄一は同じ北区ということもあり、地元感が強い。図書館でもパンフレットを配ったりしているし、町内の掲示板でも何度か沢栄一の肖像を見かけた。

2024年以降は1万円札の顔として長い付き合いになるので、今年の大河は「地元感覚」で楽しみたい。

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