ケネディ・イン・沖縄

キャロライン・ケネディ駐日米国大使は、前任者の良き前例を踏襲している。

今日は「沖縄慰霊の日」。糸満市の平和祈念公園で開かれた追悼式にはケネディ大使も出席した。

ルース前大使は、駐日米国大使として初めて沖縄全戦没者追悼式、広島平和記念式典、長崎平和祈念式典に出席している。沖縄の基地問題で冷えつつあった日米関係を修復するために、彼は尽力していた。

その良き前例は、ケネディ大使も受け継いだようだ。先だって2月にも沖縄を訪問し、沖縄と米軍の関係改善に努めた。これは6月もあるな、と思っていたのだが、やはりそこにケネディ大使の姿があった。

沖縄戦は沖縄の人々や日本軍はもとより、米国にも多くの犠牲者が出た戦いだった。戦った国の者同士が歩み寄り、お互いの犠牲者を追悼する事こそが、戦争の歴史を風化させず平和を維持するために必要なことだ。

広島や長崎の式典にもきっとケネディ大使の姿があるだろう。そして歴代の駐日米国大使がこれらの式典に毎年参加することが慣例になってほしい。

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