単発ドラマ

7月 16th, 2014

最近は、1クールのドラマを見続けるのも面倒になった。おおよその粗筋や登場人物の人間関係を把握しないと行けないのが億劫なのだ。

その点、単発ドラマはそれほど苦にならない。単発ドラマは1時間なら1時間で終わり、登場人物もそれほど多くないので人間関係も自然と把握できるし、予備知識がなくとも物語にすんなり入り込める。

何より、単発ドラマは限られた尺の中で一つの物語を完結させるという点で、脚本家の力量が伝わってくる面白さもある。

先日NHKで放送されていた『55歳のハローライフ』は、村上龍原作、私の大好きな大森寿美男脚本のオムニバスドラマだった。最終回しか観ていないが、この回がとても秀作だった。イッセー尾形とやはり私が大好きな火野正平の友情の物語で、最後はホロリとした。

翌日のTBS日曜劇場『おやじの背中』も、脚本10人、名優10組によるオムニバスドラマで、初回の岡田惠和脚本、田村正和、松たか子主演による肩の力を抜いて楽しめるドラマだった。

最近は単発ドラマから目が離せない。

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