PC-8001

5月 8th, 2014

8001今日はNECのパソコン「PC-8001」の35歳の誕生日だそうだ。1979年5月に発表され、同年9月に発売されたらしい。

この頃の私はまだ小学校低学年で、パソコンにはまったく興味がなかった。パソコンに興味を持ったのは小学校高学年になってからだが、この頃になると、後継機のPC-8001mkIIが発売されている。

私はPC-8001シリーズを持っていたわけではない。そもそもそんな高いパソコンは買えず、私が持っていたのはMSX(東芝のパソピアIQ)だ。だが、パソコンを学びたくて、市内の文化センターで開催していたパソコン教室に参加したところ、用意されていたマシンがPC-8001mkIIだった。

持っていたMSXの筐体のプラスチック樹脂の安っぽさに比べて、どっしりした金属製の筐体をもつPC-8001mkIIは本物のパソコン、という感じがした。キーボードも、叩くとペコペコと音がするMSXに比べ、PC-8001mkIIはメカニカルスイッチでカチャカチャした音が小気味良かった。

何よりテンキーが羨ましかった。今はテンキーが当たり前で、むしろ要らないと思うくらいだが、当時はテンキーがついたフルキーボードは高級感があったのだ。一方、PC-8001mkIIのカーソルキーはテンキーの上にあり、↓↓、←→がそれぞれ一緒になっていて、戸惑った。

MSXで多少パソコン(BASIC)をかじっていたこともあり、パソコン教室では先生に褒められることもあって楽しかった。私にとって、PC-8001シリーズはパソコン教室の思い出である。

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