目が覚めると、そこは・・・

5月 28th, 2014

私の務める会社は以前、地下鉄半蔵門線沿いにあったので、半蔵門線の直通する東急田園都市線沿いに住む社員も少なくなかった。2003年に東武線と直通するようになってから、ある事件が起きた。

田園都市線沿いに住む会社の先輩が会社帰りに電車内で眠ってしまい、目が覚めたら東武日光線の南栗橋駅(埼玉県久喜市)にいたというのだ。終電だったため、南栗橋駅周辺で一夜を明かし、翌朝戻ってきたそうだ。

今朝、友人のツイートで似たような事件が起こっていた。明け方まで三軒茶屋にいた彼は、田園都市線に乗って、おそらくは渋谷駅乗り換えで中央線沿線の自宅に帰ろうとしていたらしい。ところが、気が付いたら栃木県足利市にある東武伊勢崎線の県(あがた)駅にいたらしいのだ。

もちろん、田園都市線から県駅まで直通の電車はないので、おそらくはどこかで伊勢崎線の下り電車に間違って乗ってしまい、そのまま栃木の奥へと運ばれて行ったのだろう。

そこから都内へ引き返す過程での彼のツイートが緊迫感があって、傍目から見たら面白かった。多少土地勘や東武線の路線図が頭にあれば、慌てずに帰ることができると思うが、あの辺は路線が入り乱れ、栃木、群馬、埼玉とめまぐるしく変わるので、自分がどこへ向かっているのか分からなくなるのも無理はない。

彼はようやく北千住駅まで辿り着き、千代田線に乗り換えて御茶ノ水駅から中央線に乗り換えることができたが、なんと、また寝過ごして、八王子駅まで行ってしまったというオチが付く。

最近は地下鉄と私鉄の直通運転が広がり、3県をまたぐ路線も珍しくなくなった。だが一方で、一度寝過ごすととんでもない場所に運ばれてしまう危険性もある。私は最近は寝過ごすことがなくなったが、気をつけなければならない。

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