iTunes リターン・マッチ

5月 11th, 2014

5月2日「iTunes Match」の日本国内でのサービスが始まった。簡単に説明すると、iTunes Music Storeなどで購入した曲やCDなどから取り込んだ曲など、iTunesのライブラリーの曲いっさいがっさいを「iCloud」にアップし、PCやiPhone、iPadなどで共有するサービスである。

今までは、1万以上もの曲を持ち歩くためには、iPod classicなど大容量のストレージを搭載したデバイスを使う必要があった。しかし、「iTunes Match」を使えば、そんな大容量のデバイスを持ち歩く必要はなくなる。手元のiPhoneやiPadで「iCloud」上の曲をストリーミングで聴くことができるからだ。もちろん、曲データをデバイスにダウンロードする必要もないので、iPhoneやiPadの空き容量を気にすることもない。

私は長年iPod classicを手放すことができないのだが、がさつに扱ってきたツケが回ってきたのか、昨年あたりからiPodの内臓HDDが不調になってきた。そこでこの機会に「iTunes Match」のサービスを利用することにした。

ところが、先週サービスを契約して曲を「iCloud」にアップしようとしたところ、ことごとく失敗した。「iTunes Match」は、手元のmp3形式のデータをAAC形式に変換する。もしかして、この変換に負荷がかかっているのではないか。そう思ってmp3のデータを一時除いたり、また、文字化けしたファイル名を修正するなりしてみた。だが、なかなか“マッチ”しない。

ネットで調べると、他にも失敗した人が多いようだった。どうやらサービス開始直後で、多性のユーザーが同時に使い始めたので、サーバーの処理が追いつかないのではないかという推測もあった。

週の半ばになると、何日かかって終わった、などの報告が入るようになった。やはり曲数が多いと時間がかかるのだろうか。そこで今週末改めて挑戦したら、先週の失敗が嘘のように短時間で成功した。約12000余りの曲が「iCloud」に登録され、iPad miniで聴くことができるようになった。

何より、今まで使っていたiPod classicは曲の検索機能が弱く、聴きたい曲に辿り着くまでに苦労したが、iPad標準の音楽再生アプリは検索機能がマトモなので、聴きたい曲をすぐに呼び出せるようになった。この差は大きい。

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