近くて遠きスカイツリー
5月 22nd, 2014
東京スカイツリー開業から今日で2年。展望台に登ったことがないばかりか、ソラマチにすら足を運んでいない。
昔、東京の知人が、東京タワーに登ったことがない、というのを聞いて不思議に思っていた。山形出身の私ですら何度も登ったことがあったからだ。
だが、スカイツリーができてそれが納得できた。東京をはじめ、全国から観光客が訪れて混んでいるスカイツリー(ソラマチ)にわざわざ行きたくないのだ。いつでも行けると思うと、なんだかんだで足を運ばなくなる。スカイツリーは、近くて遠き存在だ。
だが、スカイツリーはすっかり日常の風景として溶け込んでいる。赤羽駅のホームで電車を待つ間は、必ずスカイツリーを見て、空気の澄み具合を確認する。電車の窓から時おり見えるスカイツリースポットは記憶している。
また、城北に住んでいると、思わぬところでスカイツリーの勇姿に出くわす。散歩途中の高台にある住宅街の影から、幹線道路や橋の上から、など。中でも荒川河川敷から見えるスカイツリーは、他に遮るものがなく雄大だ。サイクリングロードを南下するに連れて徐々に大きくなるスカイツリーも迫力がある。スカイツリーを見ながら、「あの高さを2倍にするとマクロスと同じくらいなんだなぁ」と思ったりする。
いつかは登ってみたいとは思うが、当面、スカイツリーは少し遠方から眺めるものになりそうだ。
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