足立区新田

5月 18th, 2014

東京都内を流れる荒川は、大正から昭和にかけて作られた人工河川だ。赤羽の岩淵水門で隅田川と別れ、東京湾に注ぐ。荒川と隅田川に挟まれた土地は、言わば三角州とも言える。江東区一帯や、錦糸町界隈、スカイツリーのある押上周辺もそうだ。

今日は午前中は昨日の疲れで身体がだるかったが、午後から回復したので、自転車でぶらぶらした。5月の薫風にあたってると、体調も回復する。

とくに目的地を決めずにぶらぶらしているうちに、王子神谷周辺まで来た。大通りから一本中の道に入ると、再開発された地区できれいなマンションが立ち並んでいる。さらに隅田川を渡った。

そこは新田という地区で、荒川と隅田川とに挟まれた地域だ。住所としては足立区になる。そこに来たのは12年ぶりだった。マンションを購入しようとしていた頃、このあたりのマンションも見に来たのだ。近所には都立足立新田高等学校という、伊集院光が中退した高校もある。

新田3丁目界隈は、2000年代中期に再開発され、ハートアイランドという高層住宅街になっている。大きな公園には季節柄、赤やピンクの色鮮やかな花が咲いていて、とてもきれいだった。道路も広く、マンションも立派で、いかにも“ニュータウン”という雰囲気。ここは“足立区”が感じさせる場末感、荒涼感はない。荒川一本隔てるだけでずいぶんと違うものだと感じた。そもそもここは、荒川と隅田川に挟まれ、足立区とも北区とも違う独立地域、といった雰囲気がある。

ただし街はきれいでも、最寄り駅の南北線王子神谷駅からは遠く、通勤などには少し不便な場所だと思う。私がこの地域のマンションを候補から外したのは、駅からの遠さだった。

しばらく界隈をぶらぶらし、また元きた道を戻って帰宅。ちょうどいい運動になった。

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